東京・台東区の会社役員、細谷健一容疑者(43)と妻の細谷志保容疑者(37)は、去年3月、次女で4歳だった美輝ちゃんに対し、車の不凍液に含まれる有害な化学物質、「エチレングリコール」などを摂取させて殺害したとして、逮捕されました。
調べに対し、健一容疑者は容疑を否認し、志保容疑者は黙秘しているということです。
これまでの調べで、美輝ちゃんは生後2か月のとき母親による心理的虐待があったとして、児童相談所に一時保護されましたが、その後、保育施設に預けられるようになったことがわかっています。
その後の調べで、一時保護が解除された2019年9月以降、亡くなるまでの3年余りの間に、少なくとも6か所の保育施設に預けられていたことが東京都などへの取材でわかりました。
中には、保育所から「あざがある」などと連絡を受けて区の担当者が状況確認を行うと、3か月で別の施設に移ったケースもあったということです。
警視庁は不適切な養育状況の発覚や、行政の介入を避けようと転園を繰り返していた疑いがあるとみて調べています。
一方、6年前に死亡した健一容疑者の姉からも「エチレングリコール」を摂取したとみられる所見が確認されていて、関連についても捜査することにしています。
4歳次女中毒死事件 次女少なくとも6か所の保育施設 預けられる
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