静養のため、8月22日から長野県軽井沢町に滞在している上皇ご夫妻は、午前11時前、旧軽井沢地区にあるテニスコートを訪ね、居合わせた大勢の観光客らに手を振って応えられました。
このテニスコートは、昭和32年におふたりが初めて出会った思い出の場所で、ご夫妻は、コートを運営する団体の関係者らとあいさつを交わされました。
そして、ベンチに座って会員たちのプレーを熱心にご覧になりました。
ご夫妻はプレーしていた会員たちとも笑顔であいさつを交わし、およそ30分ほどでコートをあとにされました。
運営団体によりますと、上皇さまはラリーが続く様子を見て「いいプレーですね」とか、プレーしていた90代の男性について「お元気ですね」などと話されていたということです。
案内役を務めた運営団体「軽井沢会」の有村博之さん(67)は「とても楽しそうにプレーをご覧になっていたお姿が印象に残りました。ことしもお越しいただき、会員たちもうれしく思っています」と話していました。
埼玉県所沢市から夫婦で訪れ、コートの周りでご夫妻の様子を見ていた44歳の会社員の男性は「穏やかなおふたりの姿を見ることができてよかったです。ゆっくり静養していただきたいです」と話していました。
また、東京・清瀬市から家族4人で訪れていた51歳の会社員の男性は「ご夫妻と車の窓越しにひとりひとり、目を合わせていただきました。おふたりにとっての思い出の場所でお会いできてよかったです」と話していました。
上皇ご夫妻は、29日まで軽井沢で静養される予定です。
静養中の上皇ご夫妻 軽井沢町で思い出のテニスコートに 長野
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